2008.05.06 Tuesday
チャラチャラ政治
郵政民営化に賛成か、反対か。
極端な選択肢の設定で世論を二分し、「しがらみVS.改革」の構図で圧勝した小泉首相の解散総選挙は記憶に新しい。
自民党総裁が「自民党をぶっ壊す」といって、結果、候補者が足りなくなるほど圧勝し、雨後のタケノコのように大量に登場した小泉チルドレンのおかげで法案は次々と通っていった。
後期高齢者医療制度がいまや大問題となっているが、衆議院における与党の圧倒的数を背景に、低所得層の生活困窮は深刻さを増している。老齢者、配偶者への課税に対する数々の控除が廃止、母子加算も廃止、サラリーマン減税といわれた定率減税も廃止された。
高齢者や女性、労働者などあらゆる庶民層への大増税に対し、法人税は減税の一途。社会保険の企業側負担より、雇用される側の負担が重くなり、失業手当の支払いも厳しく制限されるようになった。
さらには教育基本法が変わり、憲法改正の手続きにかかる国民投票法も成立した。投票者数の二分の一で改憲が可能となり、投票率や無効票、白票には意味がないという。
自衛隊も海外の「非戦闘地域」で米軍、多国籍軍を「後方支援」することが可能となった。
選挙政策にはそのときどきの臨場感、民意を反映することが求められる。その趣旨からいえばまさに郵政選挙は、その時期のキャッチな、カッコイイ選択肢だったのだろう。
しかし、我々の社会はそんな極端な選択だけで済むものではない。ガソリン税にせよ、社会保障にせよ、その税財源にせよ、政局に振り回されず百年の大計で論じられなければ国民生活の安定はない。本来、暫定税率が期限切れになってからドタバタするなど到底許されない事態だ。
流行ことばに乗らない、不器用な政治家を選ぶことが代議制を機能させる一つの視点かもしれない、と思えるほど、いま政治がチャラチャラしている。
極端な選択肢の設定で世論を二分し、「しがらみVS.改革」の構図で圧勝した小泉首相の解散総選挙は記憶に新しい。
自民党総裁が「自民党をぶっ壊す」といって、結果、候補者が足りなくなるほど圧勝し、雨後のタケノコのように大量に登場した小泉チルドレンのおかげで法案は次々と通っていった。
後期高齢者医療制度がいまや大問題となっているが、衆議院における与党の圧倒的数を背景に、低所得層の生活困窮は深刻さを増している。老齢者、配偶者への課税に対する数々の控除が廃止、母子加算も廃止、サラリーマン減税といわれた定率減税も廃止された。
高齢者や女性、労働者などあらゆる庶民層への大増税に対し、法人税は減税の一途。社会保険の企業側負担より、雇用される側の負担が重くなり、失業手当の支払いも厳しく制限されるようになった。
さらには教育基本法が変わり、憲法改正の手続きにかかる国民投票法も成立した。投票者数の二分の一で改憲が可能となり、投票率や無効票、白票には意味がないという。
自衛隊も海外の「非戦闘地域」で米軍、多国籍軍を「後方支援」することが可能となった。
選挙政策にはそのときどきの臨場感、民意を反映することが求められる。その趣旨からいえばまさに郵政選挙は、その時期のキャッチな、カッコイイ選択肢だったのだろう。
しかし、我々の社会はそんな極端な選択だけで済むものではない。ガソリン税にせよ、社会保障にせよ、その税財源にせよ、政局に振り回されず百年の大計で論じられなければ国民生活の安定はない。本来、暫定税率が期限切れになってからドタバタするなど到底許されない事態だ。
流行ことばに乗らない、不器用な政治家を選ぶことが代議制を機能させる一つの視点かもしれない、と思えるほど、いま政治がチャラチャラしている。
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